冬になると、こたつとエアコン、どちらを使った方が電気代が安いのか気になりますよね。
実際、「こたつの方が安い」と聞くことは多いものの、どのくらい差があるのか、そして本当にお得なのかは意外と知られていません。
この記事では、最新の電気料金データをもとに、こたつとエアコンの1時間・1ヶ月あたりの電気代を徹底比較。
さらに、両者を上手に使い分けて暖かく、かつ節約できる「冬の最適解」も紹介します。
「結局どっちが安いの?」と気になっている方は、この記事を読めばすぐに答えが見つかります。
まず結論|こたつの方が電気代は圧倒的に安い
こたつとエアコンを比べたとき、結論から言うとこたつの方が電気代は圧倒的に安いです。
1時間あたりの電気代を目安にすると、こたつは約3~10円、エアコンは約20~40円ほど。
つまり、単純計算でも3~5倍の差が出ることになります。
ただし、この差は「部屋の広さ」や「使用時間」「外気温」によって変わるため、必ずしもこたつが万能というわけではありません。
この記事では、実際の数値をもとに両者を比較し、どんな使い方が最も効率的かをわかりやすく解説します。
こたつの電気代をリアルに計算してみよう
一般的な家庭用こたつの消費電力は約300~600Wです。
電力単価を1kWh=31円として計算すると、次のような電気代になります。
| 使用時間 | 電気代(目安) |
|---|---|
| 1時間 | 約3~10円 |
| 1日(5時間) | 約15~50円 |
| 1ヶ月(30日) | 約450~1,500円 |
こたつがこれほど安くすむのは、暖房の熱を「人」と「布団の中の空間」に集中させているからです。
つまり、部屋全体を暖めない=エネルギーロスが少ないという仕組みです。
また、自動温度調整機能や省エネモードが搭載されたモデルを選べば、さらに10~20%ほどの節電も期待できます。
エアコン暖房の電気代をシミュレーション
エアコンの消費電力は、暖房能力によって約600~1500Wと幅があります。
特に起動直後はコンプレッサーがフル稼働するため、消費電力が一時的に大きくなります。
同じく電力単価31円で計算すると、次のようになります。
| 使用時間 | 電気代(目安) |
|---|---|
| 1時間 | 約20~40円 |
| 1日(5時間) | 約100~200円 |
| 1ヶ月(30日) | 約3,000~6,000円 |
こたつに比べると電気代は高めですが、エアコンは部屋全体を均一に暖められるという大きな利点があります。
また、最新モデルのエアコンではAI制御や人感センサーによって消費電力を自動調整するため、旧型よりも約30%以上効率的なケースもあります。
数値で見る比較表|こたつ vs エアコン
両者を同じ条件で比較すると、次のようになります。
| 項目 | こたつ | エアコン |
|---|---|---|
| 消費電力 | 約300~600W | 約600~1500W |
| 1時間あたり電気代 | 約3~10円 | 約20~40円 |
| 1ヶ月(5h/日) | 約450~1,500円 | 約3,000~6,000円 |
| 暖房範囲 | 人を中心に局所的 | 部屋全体 |
| 即暖性 | ◎(数分) | ○(10~20分) |
こうして見ると、こたつは「狭い範囲を暖める点では非常に高効率」ですが、エアコンは「広い空間を維持するのに向いている」といえます。
なぜこたつは電気代が安いのか?仕組みを理解しよう
こたつの暖かさは、赤外線ヒーター(遠赤外線)による直接的な熱伝導で生まれます。
この熱は空気を介さずに人体や物体に直接届くため、同じ温度設定でも体感的に暖かく感じやすいという特徴があります。
エアコンは空気を暖めてから体に熱を伝えるため、どうしてもエネルギーロスが発生します。
つまり、こたつは「必要な部分だけ効率的に暖める暖房」、エアコンは「空間全体を均一に保つ暖房」と考えるとわかりやすいです。
実は“こたつだけ”では寒い?失敗しない使い分け方
一人暮らしのワンルームならこたつだけでも十分ですが、広い部屋では冷気が残るため、エアコンとの併用が効果的です。
おすすめは、「エアコンを20~22℃に設定し、こたつを弱モードで使う」方法です。
エアコンの負荷を減らしつつ、こたつの局所暖房で体感温度を高められるため、快適さと節電を両立できます。
こたつだけで部屋を暖めようとするのは非効率なので、上手な使い分けがポイントです。
電気代をさらに抑える節約テクニック
同じ暖房でも、使い方を少し工夫するだけで電気代をかなり抑えられます。
- こたつ布団を厚くして保温性を高める
- 床に断熱マットを敷くことで熱を逃がさない
- エアコンの風向きを下向き+自動に設定
- サーキュレーターで暖気を循環させる
- 人がいない時はこたつもエアコンもタイマー運転で自動OFF
また、電力会社の料金プランを「夜間安価プラン」などに変更するだけでも、月数百円?千円単位の節約につながります。
ケース別おすすめ|あなたに合う暖房はこれ
生活スタイルごとに、最適な暖房の使い方を整理しました。
| 生活スタイル | おすすめ暖房 | 理由 |
|---|---|---|
| 一人暮らし・在宅勤務 | こたつ中心 | 狭い範囲を効率よく暖められる |
| 家族でリビング使用 | エアコン+こたつ併用 | 快適さと省エネを両立できる |
| 冬の夜だけ暖めたい | こたつ単体 | 即暖性が高く、電気代が低い |
| 長時間在宅(8時間以上) | エアコンメイン | 室温を安定させる方が結果的に省エネ |
まとめ|“電気代が安い”だけでなく“上手な使い方”がカギ
こたつの電気代は、エアコンの約1/4~1/5程度と非常に経済的です。
ただし、こたつは「人を暖める」ことに特化しているため、部屋全体をカバーするには不向きです。
一方で、エアコンは部屋全体を暖められるものの、電気代がかさみやすい傾向があります。
そこで最もおすすめなのが、「こたつ+低温エアコン運転」の併用です。
この組み合わせなら、快適さを保ちながら電気代を大幅に節約できます。
冬の暖房選びは「どちらが安いか」ではなく、「どんな使い方で効率的に暖めるか」が鍵です。
自分の生活スタイルに合った使い方で、暖かく快適な冬を過ごしましょう。

